T3Japan tools トピック第35回: 式による曲線
- 7月3日
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前回のミニセミナー 第84回:NURBS 要素と特別変換 で、NURBS 要素の解説を行いました。NURBS 要素とは、簡単には、「制御点の位置と重みで形状を定義された曲線」ということでしたね。
一方曲線には、制御点を使わず、式で形状を定義できるものもあります。簡単なものでは、
線: y = ax + b
円: x = r・cos(t), y = r・sin(t)
等があります。線や円は ThinkDesign にはそれ専用の要素があるので、通常は式を気にする必要はありません。
それでは、その他の、もっと一般的な式(関数)で表現された曲線を作成することができるでしょうか?
残念ながら ThinkDesign では、任意の式(関数)を用いて曲線を作成することはできません。
しかし、T3Japan tools では、任意の式を用いて曲線を作成(近似)する機能があります。「式による曲線」コマンドです。

このコマンドを起動すると、変数の設定されたスプレッドシートと、「式による曲線」ダイアログが開きます。

(このコマンドは、スプレッドシート変数を使用するため、空モデルを開いて実行すると良いでしょう。)
ここで、使用したい関数をスプレッドシートに設定します。コマンドは、変数 t を媒介変数として使用し、t の値を変えながら曲線を作成するので、使用したい関数は必ず媒介変数表示で入力します。スプレッドシート内に任意の定数を設定することもできます。
また、曲線は現在のワークプレーンの原点を基準として作成されます。
それでは1つ目は、簡単な例として、y = ax + b を設定してみましょう。以下の様になります。

x は t と設定します。定数 a と b を設定し、任意の値を入力します。y には a*x + b と式通り設定します。 XY 平面上に作成するので、z は 0 です。
これで「スタート」ボタンを押すと、t を -10 から 10 まで変更しながら、間を 100 分割して点を作成し、その点を結んで曲線を作成します。(曲線は、次数3、連続性2の NURBS 要素で、近似曲線として作成されます。)

一次式の設定は簡単でしたね。次はサインカーブを描いてみます。
空モデルを開き、式による曲線 コマンドを実行し、変数に次のように設定します。


ThinkDesign では、三角関数の引数の単位は度です。また、x = t と設定するので、y(高さ)は 90 倍すると良いでしょう(定数 H)。なお、上の図の参照線と寸法は後から追加したものです。
次はちょっと複雑ですが、リサージュ曲線(Lissajous curve)。


続いて薔薇曲線(Rose Curve)。


スプレッドシート上で設定可能な関数であれば、何でも設定することができます。いろいろな曲線を作成してみてください。
thinknews vol.891(2026年5月29日配信)




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