実は案外、2次元の機能も取りあげて欲しい、というご要望をいただくのです。
そこで今回はそういったご要望にお応えして、特に図面作成時によく使うであろう寸法のプロパティについて取りあげます。
●寸法プロパティツールバー
寸法や注記を作成した後、その設定を変えることが良くあると思います。
その時は、要素のプロパティ を表示して変更します。
これが基本的な方法ですが、要素のプロパティにはたくさんの項目があり、必要な項目を探すのがたいへんだったりして、ちょっと面倒かもしれません。
しかしプロパティを開かなくても各項目を直接変更できる方法があります。それが「寸法プロパティ」ツールバーです。
寸法プロパティツールバーには、端末記号、文字の大きさ、下線、文字水平、幾何公差 などの項目がデフォルトで用意されています。
変更したい寸法などを選択して、例えばドロップダウンリストから項目を変更します。
下線やΦ記号などはボタンを押すだけでオン/オフすることができます。
さらに、文字の大きさなど、一番下に「編集...」があるものはカスタマイズして必要なものだけにすることができます。
なお、要素を選択せずに使うとデフォルト値の変更になります。
と言うことは、例えば、注記コマンド実行中に文字の大きさを寸法プロパティツールバーから変更することができるのです。
これは、注記コマンドの選択リストから「要素のプロパティ」を開いて変更するのが標準的な方法ですが、
寸法プロパティツールバーから変更する方が簡単ですよね。
thinknews vol.682(2021年1月15日配信)
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