第35回: レイヤーフィルター

たくさんの要素を整理するのには、レイヤーを使用すると便利です。

しかし、作成するレイヤーの数が増えてくると、レイヤーの一覧がだんだん見づらくなってくるかも知れません。そのようなときは、レイヤーにフィルターをかけて、必要なレイヤーのみを表示することができます。


最も簡単なのは、ボタンから「表示されているレイヤー」「要素のあるレイヤー」「選択したレイヤー」などを選択する方法です。この方法を使用して、表示を整理すると良いでしょう。メニューから選択するだけなので簡単ですね。

なお、「すべてのレイヤー」を選択すると、設定したフィルターを解除します。


その他に、「フィルター」欄に条件を入力して、レイヤーの名前にフィルターをかけることができます。フィルタリングには ワイルドカード正規表現 の一部を使用することができます。


  • ワイルドカード

*:任意の文字(複数)と一致する 例えば、このようなレイヤーがあるときに、

フィルター欄に lower* と入力します。すると、lower で始まる名前のレイヤーだけを表示します。

upper* だと upper で始まるものだけ表示します。(この例だと、l*u* でも十分ですね。また、大文字小文字も区別しませんので、l* でも L* でも同じ結果です。)


なお、フィルター条件は、カンマ(,) で区切って複数並べることができます。例えば、デフォルトのレイヤー 0 は名前を変更することができないので、ここで lower*,0 のように ,0 を追加すると、レイヤー 0 を含めて表示することができます。



?:任意の1文字と一致する 例えば、このようなレイヤーがあるときに、

フィルター欄に A?0 と入力します。すると、A10 と A20 のみが表示されます。

A?00 とすると、A300 と A400 のみが表示されます。

なお、? の代わりに .(ピリオド)でも同じ結果を得ることができます。どちらを使用しても構いませんが、個人的には . より ? の方が見やすいように思います。



+:直前の文字の連続と一致する 例えば、このようなレイヤーがあるときに、

フィルター欄に A0+? と入力します。すると、A00B だけが表示されます。

先頭の文字を B、C と変更すると、それに応じて、結果は B000C や C0000D に変わります。


  • 正規表現

正規表現とは、文字の組み合わせを表現するための方法の1つで、文字のパターンマッチングに使用されます。ThinkDesign では、正規表現のうちの一部をレイヤーフィルターに使用することができます。


[ ]: 指定した文字と一致する 例えば、このようなレイヤーがあるときに、

フィルター欄に A[C-E]C と入力します。すると、ACC、ADC、AEC が表示されます。



[^ ]: 指定した文字以外に一致する 指定する文字の前に ^ を入力すると、条件を反転します。先の例だと、A[^C-E]C と指定すると、

ABC、AFC が表示されます。



(|): 指定した文字と一致する ここで、A(B|E)C と指定すると、

ABC、AEC が表示されます。(括弧内は B または E の意です。)


正規表現は慣れないと少し分かりづらかも知れませんが、かなり強力なので、是非ご活用ください。


thinknews vol.729(2022年4月8日配信)