第22回: グループと共有グループ

ThinkDesign では、3次元モデルを元にして2次元の投影図を作ることができますが、その他に3次元モデルとまったく無関係に2次元の図面を作成することもできます。今回は、そのような場面で役に立つ、「グループ」機能をご紹介します。


●グループ

2次元環境における「グループ」とはいくつかの要素を一まとめにしたものです。

グループは「新規グループ」コマンドで作成します。「新規グループ」コマンドはメニューやツールバーのほか、要素のコンテキストメニューから開始することができます。

作成したグループはダブルクリックすると編集することができます。また、グループは移動/コピーコマンドなどでコピーして、図面内の別の場所で使用することができます。


グループはドキュメントエクスプローラー内の図面構造に表示されます。


さらにグループは、グループライブラリに保存することもできます。

ライブラリへはドラッグ&ドロップで保存します。また、ライブラリからはドラッグ&ドロップで図面内にインポートすることができます。よく使う記号、独自の記号などを登録しておくと便利でしょう。


さて、グループを作成する際に「原点」を指定することができました。

この原点は、図面内でドラッグ&ドロップで移動/コピーする際や、ライブラリからインポートする際の基準位置になります。

適切な場所をしていしておくとグループの使い勝手が向上しますね。



●共有グループ

ところで、グループを作成する際に「共有」というオプションがありました。

このオプションを使用すると「共有グループ」が作成されます。共有グループには普通の「グループ」と異なるいくつかの特長があります。


1つ目の特長は同一図面内での連動です。

普通のグループは同じ図面内でコピーすると同じ名前のグループが複数できますが、それぞれが別のグループで、相互に何の関係もありません。


しかし共有グループは、同じ図面内でコピーすると、それぞれのグループが連動します。つまり、1つのグループを編集すると、その結果がすべてのコピーに反映されます。


共有グループの編集は、普通のグループと同じようにカレント設定して行うことができるほか、「ローカル編集」で編集することができます。


ローカル編集を開始すると、背景の色が変わり、編集対象のグループのみが画面に表示されます。


2つ目の特長は、別の図面との連動です。

共有グループは「外部参照作成」で個別にファイル(e2 ファイル)として保存することができます。


個別にファイルとして保存すると、そのファイルを別の図面でもインポートして参照することができるのです。つまり、複数の別の図面で同じファイル(共有グループ)を参照することができます。


この状態はどこかで見たことがありませんか?

そう、まるで3次元における「コンポーネント」のようですね。


共有グループ」は、2次元において、「コンポーネント」のように使うことができるのです。

2次元環境での作業の多い方はぜひご活用ください。


thinknews vol.690(2021年3月12日配信)

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