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T3Japan tools トピック第33回: フィレットの検索
前回の T3Japan tools トピック第32回 で、曲面の最小曲率半径 を調べるコマンドをご紹介しました。これで、フィレットと思われる面の情報を簡単に調べることができるようになりましたね! ところで、T3Japan tools には、フィレットと思われる面をまとめて取り出す方法があります。 フィレットの検索 コマンドです。 このコマンドでは、曲面の 最小曲率半径 を調べ、値が指定した 最小半径 と 最大半径 の中に含まれており、かつ、面内での値の変化が 許容誤差 以下のものをフィレット(一定半径)とみなして選択しています。(つまり徐変しているものは選択対象外です。) 「レイヤーを変更する」にチェックすると、該当する要素を指示したレイヤーに移動します。 「ソリッド内の要素も対象」にチェックすると、ソリッドを構成する面も検索対象に含みます。この時、「レイヤーを変更する」と併用すると、該当する要素をソリッドのレイヤーとは違うレイヤーに移動するのでご注意ください。 なお、形状によっては、一見フィレットのように見えていても、面内が荒れていて最小曲率半
4 日前


第82回: ガウス曲率と平均曲率
今回は曲率コマンドの残り2つ、 ガウス曲率 と 平均曲率 をご紹介します。 やはりどちらも形状の凸凹を評価する機能です。 (この両者の理解には、曲面の 主曲率 が重要です。主曲率に関しては、 第79回:ローカル情報コマンド をご覧ください。) ●ガウス曲率 ガウス曲率とは、 最大主曲率 κ1 と最小主曲率 κ2 の積 です。 曲面上の各点がどのような形状なのかを表しています。 主曲率は、曲面の法線方向(表側)を基準にして正負があるので、その積で得られるガウス曲率にも、やはり正負があります。正負に応じて、次のように判断することができます。 正の場合: 曲面は κ1、κ2 共に同じ方向に曲がっています。形状としては凸または凹です。(下図青) 負の場合: κ1、κ2 の曲がっている方向が異なっています。いわゆる馬の鞍型形状です。(下図赤) ゼロの場合: κ1、κ2 の少なくとも片方が0、つまり、曲がっていません。円柱面、円錐面、平面等です。(下図緑) (この例では値0の場所が緑で表示されていますが、値0が常に緑というわけではありません。)..
4月10日


T3Japan tools トピック第32回: 最小曲率半径の表示(フィレット半径)
前回の ミニセミナー第81回 で、クオリティチェックの中の 半径の最小値と最小曲率半径 を解説しました。 半径の最小値 はちょっとわかりづらかったですよね。一方、 最小曲率半径 はフィレット形状の半径を調べるのに有効なので、活躍する場面も多いと思います。 ところで、標準の クオリティチェック で各面の最小曲率半径を調べるためには、まず、 曲率 コマンドを起動し、 タイプから「 最小曲率半径 」を選択し、 選択を「 面 」に変更して、要素を選択します。 ( 曲率 コマンドのデフォルト設定では、選択対象がソリッド全体になっています。多くの場合、調べる対象はソリッドを構成する個別の面と思われるので、選択を「 面 」に変更して選択します。) 、、、でもちょっと手順が多いですよね。 しかし、T3Japan tools では、このような時に便利なコマンドがあります。 曲面の最小曲率半径 コマンドです。 このコマンドでは、曲率コマンドを実行し、先の設定を自動で行います。 つまり、コマンドを起動すると、すぐに調べたい面を選択することができるのです。
3月27日


第81回: 半径の最小値と最小曲率半径
前回 の 曲率の符号 に続き、今回は 半径の最小値 と 最小曲率半径 をご紹介します。 (今回も曲面の 主曲率 が重要です。主曲率に関しては、 第79回:ローカル情報コマンド をご覧ください。) それではまず、わかりやすい 最小曲率半径 から。 ●最小曲率半径 最小曲率半径 では、 主曲率半径1と2の絶対値を比較し、小さい方を採用 して評価します。絶対値での比較なので、面のどちら側に凸かは考慮されません。 これは例えば、フィレット(のような)形状が対象の場合、面の長手方向ではなく、短手方向の曲率半径で評価することになります。 この場合は、フィレットの「 半径 」を測定することになるので、大きさのわからない フィレット形状の半径 を調べるのに便利です。凸凹どちらでも同様に表示されるのも使いやすいでしょう。 ● 半径の最小値 半径の最小値 は、少し複雑です。 この項目は、「 半径(=曲率半径)の最小値 」となっていて、結果も曲率半径の値で表示されますが、値の評価自体は「 曲率の最大値 」で行われています。またこの評価の際は、 主
3月13日


T3Japan tools トピック第31回: 曲線の曲率半径注記
前回の T3Japan tools トピック第30回 で、 ローカル情報コマンドの曲率半径の表示 コマンドをご紹介しました。曲線や曲面に対して ローカル情報 コマンドを使用する時に、選択リストのノードの展開を自動化するものでしたね。 このコマンドを曲線に対して使用した場合は、曲率半径をすぐに確認することができて、便利です。 ところで、ここの半径はこのくらい、と、確認した曲率半径をモデル中に書いておきたくなることはありませんか? 残念ながらローカル情報コマンドは選択した場所の情報を表示するだけで、その情報をその場に残しておくことはできません。。。 しかし T3Japan tools では、曲線の各部の曲率半径を注記として表示するコマンドがあります。 曲線の曲率半径を注記で表示 コマンドです。 このコマンドは、実行して曲線を選択すると、選択した場所の曲率半径の値を調べ、 注記 コマンドを起動して 上のテキスト 欄に値を入力します。 任意の場所をクリックすると、そのまま曲率半径の値を注記として作成することができます。 別の場所を選択する場合は
2月27日


第80回: 曲率の符号
前回、 第79回:ローカル情報コマンド にて、曲面の「 主曲率 」について説明しました。 主曲率(=主曲率半径)によって、曲面の形状を分類することができるので、今回はこれを解説します。 前回ご紹介した ローカル情報 コマンドに加え、 曲率の符号 コマンドを使用します。 ●平面 主曲率半径がどちらも無限大の形状が平面です。 (平面の場合は、最大曲率も最小曲率もありません。) 曲率の符号コマンドで、平面 は 緑色 で表示されます。 ※無限大と判断するしきい値のデフォルト値:曲率 0.00001 /mm → 曲率半径 100 m ● 円柱面 主曲率半径の片方が無限大の形状が円柱面です。 曲率の符号コマンドでは、 曲率半径の中心方向 と 面の法線の方向 の組み合わせで形状を分類して表示します。 両者が 同一方向 、つまり、 曲率半径の中心方向が面の法線の方向と同じ 場所は「 単一曲率・同一 」、両者が 逆方向 の場所は「 単一曲率・逆 」、となります。 この例では、この要素(ソリッド)の法線方向が、 要素からこちら側 であるのに対し、上(
2月13日


T3Japan tools トピック第30回: ローカル情報コマンドの曲率半径の表示
前回のミニセミナー 第79回 で、ローカル情報 コマンドについて解説しました。 ローカル情報 コマンドを使用すると、例えば曲面の面内における 曲率半径 の値を調べることができました。 しかし ローカル情報 コマンド起動直後は、対象の要素を選択する状態で、 要素を選択した後は、 位置 にのみチェックされた状態です。 曲率半径を見るには、 曲面の曲率 にチェックして、さらにそのノードを展開する必要があります。 2回目からは 曲面の曲率 ノードまで展開されて起動するとは言え、ちょっと面倒ですよね、、、 T3Japan tools には、ワンタッチで ローカル情報 コマンドの 曲面の曲率 ノードを選択して、さらに展開するコマンドがあります。「 曲線/曲面の曲率半径 」コマンドです。 「曲面の曲率」ノードは要素を選択した後でないと表示されないため、このコマンドを実行するときは、対象の要素を先に選択しておいて実行します。(要素を選択せずに実行した場合は、ローカル情報コマンドを普通に起動します。) 主曲率半径 がすぐに確認できて便利ですよね!
1月30日


第79回: ローカル情報コマンド
前回、前々回と、曲線間、曲面間の連続性を定量的に評価する連続性チェックコマンドをご紹介しました。 今回は、1つの要素内で要素の形状の情報を定量的に得る方法をご紹介します。 ローカル情報 コマンドです。 ローカル情報コマンドでは、曲線、曲面、メッシュを選択して、その局所的な情報を数値で表示します。 例えば、曲面を選択すると、次のように表示されます。 選択した点に関する以下の情報が表示されます。 ・位置(座標値) ・接線(ベクトル) ・曲率(主曲率半径や、その方向ベクトル) ● 【重要】 主曲率 【重要】 ● 曲面上のある点 P と、点 P における曲面の法線を含む平面(法平面)を考えます。この法平面は無数にあります。 ここで、曲面と各法平面との交線を作成するとします。 各交線の点 P における曲率は、参照する法平面によって値が変わります。 その中で、最大の曲率を 最大主曲率(κ1) 、最小の曲率を 最小主曲率(κ2) と言います。この2つを合わせて「 主曲率(principal curvatures) 」といいます。 また、κ1 と κ2 の方向
1月16日


T3Japan tools トピック第29回: 面の裏側を暗く表示
前回のミニセミナー 第78回 で、曲面の 連続性チェック について解説しました。 曲面の連続性、特に G1(接線連続) を測る場合、境界線における法線の方向が基準になるので、曲面の裏表が重要でしたね。 曲面の裏表は、曲面のUV方向から判断することができます。 U と V をそれぞれ X と Y と仮定すると、Z に相当する方向が表側です。 しかしいくつも曲面がある場合、1つ1つ個別にUV方向を確認するのは面倒ですよね。。。 T3Japan tools には、曲面の裏表を簡単に表示するツールがあります。「 面の裏側を暗く表示 」コマンドです。 実行すると、コマンド名の通り、面の裏側が暗くなります。 この例では、真ん中の面だけ暗く表示されており、方向が違うことがわかります。もう一度実行すると元の表示に戻ります。 これで面の裏表が一目瞭然ですね! なお、この「 裏表 」は、対象がバラバラの曲面の場合は各面の裏表そのものですが、ソリッド化すると、各面の向きにかかわらず、ソリッド全体の裏表が参照されるようになります。 次の絵は上の絵のデータをソリッド化
2025年12月19日


第78回: 連続性チェック:曲面
前回は曲線間の連続性を定量的に調べる方法をご紹介しました。今回はそれに引き続き、曲面間の連続性を調べる方法をご紹介します。 前回同様、連続性チェック コマンドを使用します。タイプとして、「 曲面 - 曲面 」を選択します。 対象の2曲面の連続性を調べたい境界線付近を選択すると、選択した曲面間の連続性の値を表示します。 いくつか値が表示されます。このコマンドでは、G2(曲率連続)まで評価することができます。 このコマンドで注意すべきは、接線連続(G1)以降です。 G1(接線連続): 曲面の場合は、面の裏表が考慮されます。 評価項目に「法線の」と付いていることに注目してください。 曲面の連続性は、選択した境界線における、各曲面の法線の方向を比較することで評価されています。 次の例の曲面は、相互に接線連続ですが、面の方向(裏表)が反対になっています。また、青い線が青い面の法線、紫の線が紫の面の法線を表しています。 この場合、境界線における各法線の方向を比較して、角度としては 180 度と表示されます。曲面のどちらかの裏表を反転すると、法線の方向が一致
2025年12月5日


T3Japan tools トピック第28回: パラメトリックと比例
少し前になりますが、ミニセミナー 第47回:中点と曲線のパラメーター をお送りしました。 この第47回は、「曲線の 中点 は必ずしも長さの真ん中の点ではない」ということを解説した回です。 これに関連して、アドバンスGSMコマンドの一致条件の「 パラメーターと比例 」についても解説しました。 曲線の素性によって、一致条件は「 パラメーター 」が良い場合と「 比例 」が良い場合がある、ということでしたね。 ところで、実際にアドバンスGSMコマンドを使用する際に、この、「 パラメーター 」と「 比例 」を切り替える頻度は多いでしょうか? これはつまり、デフォルト設定の「 パラメーター 」を、「 比例 」に変更することが多いでしょうか?ということです。 取り扱うデータの素性にも依りますが、中には、いつも「 比例 」に変更している、という方もいらっしゃるかもしれません。 この項目は、アドバンスGSMコマンドの 詳細 オプションを展開しないと表示されないため、毎回手動で切り替えるのは少し面倒ですよね、、、 T3Japan tools にはこのデフォルト
2025年11月21日


第77回: 連続性チェック:曲線
第74回 から3回にわたって、定性的な連続性の評価について解説してきました。 今回第77回は、定量的な評価について解説します。はじめは、曲線について。 要素間の連続性は、 連続性チェック コマンドで定量的に確認することができます。 連続性チェック コマンドでは、色々な要素の組み合わせを選択することができますが、ここではタイプとして「 曲線 - 曲線 」を選択します。 対象の2曲線を選択すると、選択した曲線間の連続性の値を表示します。 いくつか値が表示されます。このコマンドでは、G4(曲率プロットの曲率連続)まで評価することができます。 位置連続(G0)、接線連続(G1)までは見たとおりですが、G2 連続の所は、 接平面の角度 と 曲率差 の2項目があります。 第71回 の「連続性」の回で解説したとおり、選択した2曲線が G2 連続になるためには、 曲率の値 と 接触平面(接平面) が一致している必要があるため、ここではこの2項目から判断します。 曲率は「 曲率差% 」となっています。この曲率差は、以下の方法で計算されます。 曲率差の計
2025年11月7日


T3Japan tools トピック第27回: ドキュメントエクスプローラーのオプション
前回 ご紹介した直線ソリッドのデフォルト値などの設定ページ(「 ドキュメント 」タブ)に、「 ドキュメントエクスプローラー 」の項目があります。本日はこの項目について、ご紹介します。 ●配置条件を独立させる この項目にチェックすると、次に開くドキュメントから、配置条件が独立したタブになります。 ただし、独立させただけでは単にタブの切り替え作業が発生して手間が増えるだけで、まったく意味がありません。この場合は、個別のウィンドウとして取り出してご利用ください。 この設定は、取り扱う部品数や配置条件の数が多い場合等は便利かもしれません。 ●自動モードの開閉を速くする ドキュメントエクスプローラーを自動モードにしているとき、特に沢山のレイヤーを作成した際などに、ドキュメントエクスプローラーウィンドウの開閉が少し遅いと感じることがあるかもしれません。 この項目にチェックすると、この展開速度が少し速くなります。 ●カレントレイヤーの非表示を警告しない レイヤータブにて、カレントレイヤーを非表示にしようとすると、次のメッセージが表示されます。...
2025年10月24日


第76回: 断面上の曲率
前回の 第75回 では、ゼブラ表示と面間の連続性を解説しました。これは、連続性の定性的な評価方法でした。 今回は、やはり定性的な評価方法ではありますが、面間の連続性を確認する別の方法をご紹介します。形状の断面を作成し、作成した断面曲線の間の連続性を評価する方法です。...
2025年10月10日


T3Japan tools トピック第26回: 直線ソリッドのデフォルト値
直線ソリッドのデフォルト高さは 50 mm です。 多くの製品の場合、50 mm は妥当な大きさで、特に問題は無いのではないかと思われます。 しかし中には、いつも 10 mm 以下の大きさの製品を作っている方もいらっしゃるかもしれません。その場合、50 mm...
2025年9月26日


第75回: ゼブラ表示と連続性
前回の 第74回 では、曲率のプロットと曲線間の連続性について解説しました。 今回は、曲面間の連続性についてです。 曲面間の連続性は、 ゼブラ コマンドで、定性的に評価することができます。 ゼブラ コマンドでは、曲面間の関係を次のように確認することができます。...
2025年9月12日


T3Japan tools トピック第25回: ミニダイアログへ値を入力
ThinkDesign でモデリングするときには、ほぼ必ず、ミニダイアログへ値を入力します。 この時は、常にキーボードから値を入力します。 50 とか 60 とか、キリのよい値ならともかく、中途半端な値をしばしば入力する必要がある場合は、毎回入力が少し面倒かもしれません。そもそも「中途半端な値」は、数値をすべて覚えておけないでしょう。 このような時に、T3Japan tools では、よく使う値を登録して、ワンタッチでミニダイアログに入力することができるコマンドがあります。 ミニダイアログへ値を入力 コマンドです。 コマンドを起動すると、デフォルトでは 10, 20,,, と言った当たり障りのない値が表示されます。 ダイアログに表示する値は、左下の「 編集 」ボタンで編集することができます。設定ファイルがテキストエディタに開くので、適宜編集します。 そして、再度コマンドを起動すると、設定した値が反映されます。 値を選択して「 入力 」ボタンをクリックすると、値を入力することができます。 なお、バージョン 2025 対応版からは、値のダブルクリ
2025年8月29日


第74回: 曲率プロットと連続性
曲線に対して曲率のプロットを表示することができます。 今回はこの曲率プロットについて。 曲率のプロットからは、曲線内の曲率の変化が分かるほか、曲線間の定性的な連続性の状況を見ることができます。 曲線間の関係を次のように確認することができます。 ●曲線が離れている場合...
2025年8月8日


T3Japan tools トピック第24回: カスタムテキスト
特に2Dで作業しているとき、図面にテキストで注記を加えることがあると思います。 1行だけ書くときもあれば、 複数行の時もあるかもしれません。 でも毎回似たような文字を一から入力するのは面倒ですよね。 T3Japan tools...
2025年7月25日


第73回: 高品質近似
いくつかのコマンドで、「 高品質近似 」オプションを利用することができます。 これは、どのようなオプションでしょうか? 例えば上の例で示した らせん曲線 コマンド。 「 高品質近似 」オプションはデフォルト設定では選択されていませんが、その場合、コマンドは次数3、連続性2...
2025年7月11日
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