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T3Japan tools トピック第21回: T3Japan ワークベンチ

  • T3Japan
  • 5月16日
  • 読了時間: 3分

T3Japan ワークベンチは厳密には T3Japan tools ではありませんが、姉妹品ということで、ここでご紹介します。


ThinkDesign はバージョン 2024 よりリボンUIを導入しています。リボンUIにはメリットも多いですが、デメリットもあります。デメリットの最たるものは、目的のコマンドを探して、リボンタブを行ったり来たりすることがある点です。


例えば、サーフェスモデリングを行っているときには、ワークプレーン操作、線や円の作図、編集などは スケッチ タブで行うことができます。

サーフェスモデリングとは言え、ソリッド機能を使うこともあり、スケッチ タブで作業することは多いでしょう。


そして、曲線の作成と編集は 曲線 タブですが、


曲線の編集は 曲線 タブだけでは不十分で、スケッチ タブに戻って、曲線をトリム/延長 や スマートデリート を使うことも多いでしょう。


曲面の作成と編集は 曲面 タブですが、点の作成は 作図 タブで行います。

作図 タブはどちらかというと、2Dの図面環境で使用することが主眼のタブなので、点のコマンドがここにあるというのは、はじめは気がつかないかもしれません。


そしてグローバルモデリングの各コマンドは 高度なモデリング タブにあります。


その他、要素の移動/コピー などは 編集 タブ、曲面のゼブラ表示 や 曲線の曲率プロットをはじめとした解析系のコマンドは ツール タブです。さらに、ビュー変更やシェーディングの変更などの表示系の機能は 表示 タブにあります。

このように状況に応じて様々なタブを切り替えて作業することになります。ちょっと面倒ですよね。。。


T3Japan ワークベンチは、サーフェス、ソリッド、図面の各作業環境ごとによく使うコマンドを「ワークベンチ」としてまとめてあります。それぞれの環境における使用頻度の高いコマンドがまとめられているため、リボンタブの切り替えを最小限にして作業することができます。


ワークベンチには、「ソリッドワークベンチ」、「サーフェスワークベンチ」、「図面ワークベンチ」があります。


例えば、サーフェスワークベンチ では、上であげたタブの多くの機能を含むため、タブ切り替えをほとんど行わずにサーフェスモデリングを行うことができます。


また、T3Japan tools をご使用のお客様には、T3Japan tools のコマンドも他のコマンドと共に表示されます。


リボンUIをご利用のお客様は、ぜひ一度、T3Japanワークベンチをお試しださい。

T3Japan ワークベンチは、どなたでもご利用いただけます。T3Japan ワークベンチは、T3Japan web サイトの ダウンロード よりダウンロードすることができます。


thinknews vol.840(2025年3月19日配信)

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