第75回: ゼブラ表示と連続性
- T3Japan
- 9月12日
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前回の 第74回 では、曲率のプロットと曲線間の連続性について解説しました。
今回は、曲面間の連続性についてです。
曲面間の連続性は、ゼブラ コマンドで、定性的に評価することができます。

ゼブラ コマンドでは、曲面間の関係を次のように確認することができます。
●境界線のみ一致している場合(G0 連続)

曲面間で、ゼブラ表示の線がズレています。
●接線連続の場合(G1 連続)

曲面間で、ゼブラ表示の線が一致します。
しかし線は折れています。(つまり、ゼブラ線は G0 連続)
●曲率連続の場合(G2 連続)

ゼブラ表示の線が滑らかに繋がるようになります。(ゼブラ線は G1 連続)
まとめると次表のようになります。
※ゼブラ線の連続性は、曲面の連続性より1つ下の連続性になります。
なお、ソリッドを構成する面ではなく、バラバラの曲面群に対してゼブラ表示を行った際に、設定によっては次の図のように、ゼブラ線の白黒がきっちり1つづつズレて表示されることがあります。

対象の面の法線の方向が相互に逆だった場合に、このような表示になります。

この場合は、線の数に奇数の値を入力してください。

デフォルトでは線の数は 41 と、奇数になっています。変更する場合は、例えば、上記のように 51 のような奇数の値を入力します。
参考まで。
thinknews vol.857(2025年8月1日配信)




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