3Dモデルで作業中には、モデルをくるくる回して、様々な方向(ビュー)から見ることも多いですが、特定の方向から見たいと思うことも良くあります。今回は、そのような時のビュー変更についてです。
例えばモデルの正面や上面等から見たい場合。
このような場合はメニューやツールバーから簡単にビュー方向を選択することができます。
「ビュー方向」ダイアログを表示しても良いでしょう。
簡単ですね!
正面や上面などは、デフォルトでキーボードショートカットが設定されているので、それらを利用するとさらに便利です。
また、プロファイル編集を行っているときなど、現在のワークプレーンに正対するビューに変更したいことが良くあります。その場合は、「ワークプレーンに平行」コマンドを実行します。
この操作は、キーボードショートカットの F8 に割り当てられていて、ご利用の方も多いと思います。
その他に、モデル内の要素を参照してビュー方向を設定する方法があります。この操作はご存じでしょうか?
この操作は、「ビュー方向の設定」コマンドで行います。このコマンドはメニューからもアクセスできますが(表示→変更→方向の設定)、グラフィック領域のコンテキストメニューから実行するのが簡単でしょう。
このコマンドでは、例えば、面を選択するだけで、その面に垂直なビューに変更することができます。
(目的の面にワークプレーンを移動して F8 でビュー変更するのと同様の操作です。)
また、この機能では、平面だけでなく曲面も指定することができます。その場合は、選択した場所の法線の方向が参照されます。
その他、2点や線などを選択して方向を指定することができますが、
通常はデフォルトの「自動」モードのままでOKです。選択した要素に応じて自動的に選択方法が判断され、ビュー方向が決定されます。
さらに、このコマンドは他のコマンドの実行中にも実行することができます。
みなさまもどうぞご活用ください!
thinknews vol.734(2022年6月10日配信)
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