今回ご紹介するのは「ワイヤー/シェーディング切り替え1」です。
このコマンドは、画面の表示が
ワイヤーフレーム表示以外だったとき → ワイヤーフレーム表示に切り替え
ワイヤーフレーム表示だったとき → シェーディングとエッジ表示に切り替え
と動作します。
つまり、「ワイヤーフレーム表示」と「シェーディングとエッジ表示」をワンタッチで切り替えることを主眼としたコマンドです。
しかし、画面表示の切り替えは標準機能にもありますよね。それとの違いは???
標準機能はプルダウンメニューから個別にコマンドを選択するようになっていて、その点が相違点の1つですが、それ以外に、キーボードショートカットを設定すると違いが分かります。
キーボードショートカットは、ツール → カスタマイズ コマンドの、ショートカット タブで設定します。
T3Japan tools のコマンドはほとんどメニューに割り付けてありますので(ツール → T3Japan tools 以下)、このコマンドでキーボードショートカットを設定することができます。上記の例では「D」に設定しています。
このように設定すると、「D」のキーを押す度に表示が切り替わります。
つまり、表示状態を切り替えたい場合はD を押す。また、D を連続して押すとワイヤーフレーム表示とシェーディング+エッジ表示が順次切り替わります。
標準機能で同様のことをしようと思うと、ワイヤーフレーム コマンド、シェーディングとエッジ コマンドにそれぞれ別のキーを割り当て、状態に応じて両者を使い分ける、という操作になります。単に D を押せば良いだけに比べると、「状態に応じて使い分ける」部分がちょっと面倒に感じられるかもしれません。
なお、姉妹品に ワイヤー/シェーディング切り替え2、レンダリングモード切り替え があります。
ワイヤー/シェーディング切り替え2 では、ワイヤーフレーム、シェーディング、シェーディング+エッジ の3つの表示を順次切り替えます。
レンダリングモード切り替え では、基本レンダリングモード、高品質レンダリングモード、高品質+材質レンダリングモード を順次切り替えます。
機能が増えると簡潔さが減っていく傾向がありますが、同様にキーボードショートカットを設定して使用することができます。
ご利用ください。
thinknews vol.777(2023年8月28日配信)
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