ThinkDesign では、様々な場所で右クリックすると、メニューが表示されます。
このメニューを「コンテキストメニュー」と言います。今回はこのコンテキストメニューについて。
コンテキスト(Context)とは英語で「文脈」の意味です。つまり、コンテキストメニューとは「文脈に応じたメニュー」という意味で、選択した場所(要素)に応じて異なった内容のメニュー が表示されます。
コンテキストメニューをよく見ると、太字で表示されている項目があるのに気がつきませんか?
この太字項目には意味があり、ダブルクリックした際の デフォルトの動作 を指しています。
つまり、ソリッドの平面をダブルクリックした際は
「ワークプレーン移動」が実行され、
穴やフィレットなどのフィーチャーの面をダブルクリックした際は
「フィーチャーの再定義」が実行されます。
およそ対象の要素に対して期待される動作がデフォルトの動作になっているのです。
また、サブメニュー「挿入」以下から、対象の要素に応じた別のコマンドを実行することもできます。
この場所に表示される項目は、システムオプション → 入力 ページで、「拡張挿入を有効にする」にチェックすると
次のように項目が増えます。
続いて、コンテキストメニューのカスタマイズについて。
コンテキストメニューは、表示する内容をカスタマイズすることができることをご存じでしょうか?
コンテキストメニューをカスタマイズするには、各コンテキストメニューの一番下に表示される「カスタマイズ」を選択します。
続いて表示される カスタマイズダイアログ から追加したいコマンドを選択します。コマンドをメニューの追加したい位置までドラッグしてドロップします。
これだけで簡単にコマンドを追加することができます。
次の例では、グラフィック領域(背景)のコンテキストメニューにいくつかコマンドを追加してみました。
よく使うコマンドを登録すると便利に使えそうですね!
使いやすいようにカスタマイズしてご使用ください。
thinknews vol.804(2024年5月10日配信)
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