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第5回: 文字の大きさ

更新日:2020年7月8日

「字が小さすぎて読めないッ!」


というのは某メガネ型ルーペのコマーシャルですが、近年増えてきた 4K などの高解像度ディスプレイを使うと、設定によってはアイコンや文字が小さくなりすぎて、ほとんど読めなくなることがあります。


通常このような場合、OS側で 200% や 250% などの拡大率でディスプレイのスケーリングが提案され、高い解像度のディスプレイを有効に生かして使用されていることと思います。

拡大縮小とレイアウト

しかしそれでも、ちょっと字が小さく感じられることがあるかもしれません。

このような場合、Windows10 では、October 2018 update(v1809) から、「文字だけ」を大きくする方法が用意されました。


具体的には、設定 → 簡単操作

設定→簡単操作

ディスプレイ」から、スライダーを動かして、文字の大きさを変更します。

文字を大きくする

この設定では、Windows 全体の文字の大きさが変わります。


次の画像は、ThinkDesign の画面の、デフォルト(左、100%)と、拡大(右、120%)を比較したものです。

  • アドバンスGSMコマンド

アドバンスGSM
  • 精度ダイアログ

精度ダイアログ

右は文字が一回り大きくなっています。右の方が少し字が読みやすいでしょうか。


この設定では、文字は大きくなりますが、大きくなるのは文字だけで、ダイアログボックスの大きさは変わりません。そのため、極端に文字を大きくすると、文字がダイアログボックスの表示領域からはみ出て、読めなくなってしまいます。(今度は別の意味で読めなくなってしまいます、、、)

IGES オプション

ダイアログボックスとのバランスを考えると、大きくするにしても、実際には 120% くらいが上限と思われます。

(選択リストやミニダイアログは、文字の大きさや長さに応じて自動的に表示領域が決まるため、文字が「はみ出る」ことはありません。)

ツールチップ

ちなみに、ダイアログボックス内で文字列が表示しきれなくなった場合は、隠れてしまった場所にマウスカーソルを移動すると、ツールチップですべての文字が表示されるようになっています。参考まで。


今回ご紹介した方法で、「見やすい」「わかりやすい」画面が設定いただければ幸いです。

thinknews vol.622(2019年10月18日配信)

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