ThinkDesign でファイルを開く際、または、Windows のエクスプローラーで ThinkDesign のファイルを表示する際に「アイコン表示」を選択すると、各ファイルのサムネイルが表示されます。また、プレビューウィンドウ を表示すると、プレビューウィンドウに選択したファイルのサムネイルが表示されます。
サムネイルは、ファイルを開かなくてもその内容を確認することができ、たいへん便利ですが、でも、ちょっと表示が粗いと思いませんか?
このサムネイル画像は高品質化することができます。
ファイルを開いて、ファイル→プロパティ でそのファイルのプロパティを表示します。
「プレビュー」タブに「詳細...」ボタンがあるのでクリックします。
すると「プレビュー: 詳細」ダイアログが表示されます。
ここでは「タイプ」として次の3種類を選択することができます。
THUMBNAIL
PREVIEW
Lib. THUMBNAIL
Windows のエクスプローラーなどのサムネイルは、このうち「THUMBNAIL」と「PREVIEW」を切り替えながら表示しているようです。そこでまず、この2項目の「フォーマット」を「png」に変更します。
具体的には、「THUMBNAIL」の「フォーマット」を「png」にして「適用」、「PREVIEW」の「フォーマット」を「png」にして「適用」をクリックします。(一つずつ「適用」します。)
そしてプロパティのダイアログを閉じて、ファイルを上書き保存します。するとファイル内部のサムネイル画像が png 形式で保存されるようになり、サムネイル画像の、特にグラデーション部分が滑らかな表示に変わります。
滑らかになりましたね!
ここでエクスプローラーのプレビューウィンドウに注目してみます。プレビューウィンドウは大きさを変えることができ、ファイルの種類によってはプレビューウィンドウ全体にプレビューが表示されます。でも、ThinkDesign のファイルは表示される画像のサイズがすこし小さいようですね。これは、タイプ:THUMBNAIL で設定した画像がここに表示されているためです。デフォルトでは、128x128 ドットですね。
そこで、タイプ:THUMBNAIL のサイズを変更してみます。
エクスプローラーのアイコン表示「大」は 96x96 ドット、「特大」は 256x256 ドットのようなので、特大に合わせて 256x256 ドットに設定して、「適用」します。
上書き保存してプレビューウィンドウを確認すると、大きめの画像が表示されるようになりました。
しかし今度はファイルアイコンの下が少し切れているようですね。これは横長の「PREVIEW」の画像が使用されているためです。この場合、「PREVIEW」を少し大きめ(480x240 ドットなど)に設定すると、ファイルアイコンには「THUMBNAIL」画像が表示されるようになります。
これでファイルアイコンも良くなりましたね!
表示を「特大」アイコンにして、元のアイコンと比べてみました。右が変更前です。
ちなみに、この設定を常に使用したい場合には、この設定を テンプレートとして保存 します。
また、プレビュータブ で作成モードを「随時」に設定し、「更新する」ボタンをクリックすると、クリックした際のプレビュー画像が作成されます。このモードだと、「更新する」ボタンを押さない限りプレビュー画像は更新されないので、常にプレビューを同じ画像に固定することができます。
参考まで。
thinknews vol.626(2019年11月15日配信)
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