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第9回: キーボードショートカット

更新日:2020年7月8日

ThinkDesign の操作は通常マウスで行いますが、その他にキーボードでも操作することができます。標準で色々な操作が用意されているので、今回はキーボードショートカットについてご紹介します。


●Windows 標準のショートカット

はじめは、Windows 標準のショートカットです。


Ctrl+C:コピー

Ctrl+X:切り取り

Ctrl+V:貼り付け


これらは通常どの Windows アプリケーションでも共通に使用できるショートカットなので、ご存じの方も多いかもしれません。


ThinkDesign では、「要素を選択しておいてコピー(またはカット)し、貼り付ける」と使います。要素を別の場所にコピー(移動)するだけでなく、その場でコピー&貼り付けすれば、要素を複製することもできます。移動/コピーコマンドで複製するよりも簡単ですね。


その他に、


Ctrl+Z:アンドゥ

Ctrl+Y:リドゥ


も利用することができます。

これも、ツールバーまでアイコンを押しに行くより簡単ですね。


なお、これらのショートカットキーは、メニューの右端にも表示されているので、確認することができます。


●ThinkDesign 独自のショートカット

次は、ThinkDesign の独自機能を実行するショートカットです。

●画面操作・画面表示関連

画面操作や画面表示にはいくつもショートカットが用意されています。その中でよく使われるのは画面操作関連の次の3種類でしょうか。


F:画面フィット

Z:ズーム

F8:ワークプレーンに平行


それぞれ「すべての要素を画面に表示する」「一部を拡大する(拡大する場所はマウスで指示する)」「ビューをカレントワークプレーンに平行になるよう変更する」という機能です。これらは頻繁に使いますよね。


また、キーボードの矢印キーを使用すると画面操作を行うことができます。


↑↓←→


それぞれ画面内で要素を へ移動します。

Shift 併用で拡大/縮小、Alt 併用で回転を行うこともできます。


また、テンキーが付いているキーボードでは、テンキーを矢印キーのように使うこともできます。(ノートパソコンなど、テンキーの付いていないパソコンでも、USB の外付けテンキーパッドなどがあれば使えます。)

この操作を行うには、まずテンキーの「Num Lock」を外します。(←重要です) すると、2, 4, 6, 8 のキーを矢印キーと同じように使用することができるようになります。Shift、Alt 併用の操作も可能です。


テンキーには他にも機能があって、1 と 7 で画面を視線軸を中心に回転させることができます。また、5 でビューの回転などをすべてリセットすることができます。

テンキーをよく見ると、2, 4, 6, 8 のキーに矢印キーの刻印があります。

この機能はつまり、テンキーはその刻印の通りに動作しているというわけです。また、刻印を見ると、1 に End 、7 に Home となっています。これは、テンキーではなく、通常の End キーと Home キーでも、画面の視線軸まわりの回転を行うこともできるということですね!


画面表示関連で言うとその他に、


W:ワークプレーンの表示/非表示切り替え


もあります。これもご存じの方が多いでしょうか。


さらに、


Shift+W:ワールド座標系原点の表示/非表示切り替え


というのもあります。(下図左)

これは W と操作が似ているので憶えやすいでしょう。


表示/非表示の切り替えでは、


F7:ミニダイアログの表示/非表示切り替え

Shift+F7:ミニダイアログとハンドルの表示/非表示切り替え


というのもあります。

F7 は色々なコマンドで利用できますが、Shift+F7 は「移動/コピー」コマンド専用です。ミニダイアログやハンドルで画面が見づらいときや場所を指示しづらいときに便利です。



デフォルトで設定されているものの中からいくつかよく使われそうなものや、便利なもの、珍しいものなどをご紹介しました。

全部憶える必要はありませんが、もし便利に使えそうなものがあれば、有効にご活用ください。


thinknews vol.638(2020年2月21日配信)

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