第19回: スプレッドシート その3

今回は「スプレッドシート」の3回目です。今回がスプレッドシートの最終回です。


●変数の割り当て

これまで、変数は寸法に割り当てて使用してきました。しかし変数は寸法だけでなく、コンポーネント(外部コンポーネント)や フィーチャー にも割り当てることができるのです。


変数をフィーチャーに? フィーチャーの寸法じゃなくて? と思うかもしれません。

そうなのです。寸法ではなく、「フィーチャー自身」に変数を割り当てられるのです。



●コンポーネント

はじめにコンポーネントの例を見てみます。

変数をコンポーネントに割り当てて、10 で「読み込み(ロード)」と「アンロード」を切り替えることができます。


具体的には、例えばこのように変数を設定し、

外部コンポーネントに割り当てます。

この際は、対象のコンポーネントをグラフィック領域で直接選択するほか、モデル構造上で選択することもできます。


変数が割り当てられたコンポーネントには、モデル構造でスプレッドシートのアイコンが表示されます。

ここで変数の値を 0 に設定すると、変数が割り当てられたコンポーネントがアンロードされます。

外部参照コンポーネントをアンロードすると、アセンブリ全体の処理が軽くなります。

同じ変数を複数の外部参照コンポーネントに割り当てることができるので、この方法で、一度で簡単に複数の外部参照コンポーネントのロードとアンロードを切り替えることができます。


注:

変数は内部コンポーネントにも割り当てることができますが、変数の値を変更しても内部コンポーネントはアンロードされません(できません)。



●フィーチャー

次はフィーチャーの例です。

フィーチャーもコンポーネントと同じく、変数の値の 0 と 1 で、抑止と抑止解除を切り替えることができます。


手動で値を変更して切り替えることもできますが、ここでは他の変数の値に応じて自動的に切り替わるよう設定してみます。

例えば次の例では、スロットで中央を抜いている形状の上部に穴が明いています。左端の穴をパターンコピーして複数の穴を明けています。ここで、スロットの作成に使用されているこの寸法(プロファイルの駆動寸法)に、変数を割り当てます。変数名は S とします。

この寸法 S が 20 より大きいときに穴を明け、20 より小さいときに穴を抑止することにします。


寸法に割り当てた変数 S を利用して変数 Hole を次のように設定し、

iff(S<20,0,1)

穴フィーチャーとパターンコピーフィーチャーに割り当てます。


ここでもフィーチャーは、グラフィック領域から選択しても構いませんし、モデル構造上から選択することもできます。

すると、変数 S の値の変化に応じて穴の有り/無しが切り替わります。

注:

コンポーネントやフィーチャーに変数を割り当てる場合、実際には値が 0 の時にアンロード/抑止され、0 以外のときには読み込み/抑止解除されます。しかし通常は 0 と 1 で制御するのがわかりやすいでしょう。



●おまけ:コピー

スプレッドシートの左上隅をクリックすると、スプレッドシート全体を選択することができます。

この状態で、Ctrl+C で、スプレッドシート全体の設定をクリップボードにコピーすることができます。

コピーした内容はエクセルなどに貼り付けることができます。この方法で式の設定等を取り出すことができます。

この機能は、コンテキストメニューなどに「コピー」がないので気がつきづらいかもしれませんね。


thinknews vol.677(2020年12月11日配信)

© 2021 T3Japan