第23回: サーフェスモデルの断面

ThinkDesign では、ソリッドモデルからだけでなく、サーフェスモデルからも2次元の投影図を作成することができます。

サーフェスモデルから作成した投影図は、ソリッドから作成したものとほとんど同じように取り扱うことができます。

しかし残念ながら、「断面図」が作成できないのです。断面図コマンドでは断面図はソリッドからしか作成できないのです。

もちろん、対象のサーフェス群をソリッド化して投影図を作成すれば良いのですが、、、


それではサーフェスモデルの投影図から「断面図」を作成する方法はないでしょうか。

方法はいくつかありますが、ここでは一番簡単な方法をご紹介します。それは、「回転図示断面図」を使用することです。

回転図示断面図」というと、通常は形状の途中にその断面を書くときなどに使用します。

こういった機能からすると、あまりサーフェスモデルに対して使うという印象は無いかもしれません。しかしこのコマンドをサーフェスモデルから作成した投影図に対して適用するのです。


サーフェスモデルから作成した投影図(主投影図)に、まず通常通り切断線を追加して、

その切断線を指示して「回転図示断面図」を作成します。すると、切断線の場所における断面が作成されるのです。

なお、この例では形状が板状のモデルのため、断面も閉じていないことは明らかなので、この結果には何の違和感もありません。しかしこの手順で作成した断面は、断面が一見閉じているように見えてもハッチングがかかりません。これは、一般的にはサーフェスモデルから断面を作成する場合は、断面が閉じている保証が無いためです。そのため、断面図は必ず、指示した切断線の場所における「切り口」のみが曲線として作成されます。


手順自体はとても簡単ですね。

是非ともご利用ください。


ちなみに、回転図示断面図はオープンソリッドに対しても適用することができます。サーフェスモデルの投影図と同様に処理されますので、こちらもあわせてご利用ください。


thinknews vol.693(2021年4月9日配信)