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第30回: クエリー選択

たくさんの要素がある中で作業しているとき、よく要素が重なっていることがあります。

まったく同じ要素が複数個重なっていることがあるかもしれません。


その中で1つだけ選択したい場合は、、、


先に不要なものを削除したり非表示にしたりして要素を整理した後で選択しても良いいのですが、ちょっと面倒かもしれません。そのようなときに便利な機能、「クエリー選択」があります。


クエリー:Query とは「質問する」という意味で、「クエリー選択」とは、選択可能な要素を質問しながら選択すると言うような意味です。


使用方法は要素のコンテキストメニューから、選択 → クエリー と選択します。


すると、要素のリストが表示されるので、その中から選択します。


リスト上でマウスを移動するとその要素が画面上でハイライトします。また、リストは TAB キーや PgUp/PgDn キーでも移動することができます。PgUpPgDn だと、リスト上で候補を上下に行ったり来たりできるので便利ですね。

決定は、マウスの左ボタンです。


でもこれは、あらかじめ要素が重なっていることが分かっているときにしか使えません。重なっている要素が無かった場合は、コンテキストメニューに「クエリー」は表示されません。


そういうときは「自動クエリー選択」を使うと良いのです。「自動クエリー選択」を使用する場合は、システムオプション → 入力 の「自動クエリー選択」にチェックします。


自動クエリー選択を有効にすると、マウスカーソルの下にある要素が他の要素と重なっていた場合は自動的にクエリー選択モードに移行し、要素の状態がツールチップに表示されます。


選択する要素はやはり、TAB または PgUP/PgDn キーで選びます。

これは、実際に要素を選択しなくても、要素の重複の状態を確認するためにも使えますね!


また、この機能は実際に重なっている要素だけでなく、ビュー方向で重なっているものにも有効です。しかも面に対しても有効です。


これでもう重なっている要素も大丈夫ですね!


thinknews vol.712(2021年10月29日配信)

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