2Dで図面を作成しているときに、寸法を他の寸法に揃えたい(整列させたい)ときがあります。

このような場合は「寸法の整列」コマンドを使用して寸法を整列させることができます。

しかし、このコマンドは、たくさんの寸法を一度に整列させたいときは便利ですが、

寸法1つだけなど、ちょっとだけ整列させたいときに、いちいちコマンドを起動するのは面倒かもしれません。このような時に便利な方法があります。
このような場合は、整列させたい寸法(の寸法線)をドラッグして、そのまま 基準にしたい寸法がハイライトする場所までマウスカーソルを移動 します。

すると、基準にしたい寸法を参照して、ドラッグした寸法を整列させることができます。

便利ですね!
しかもこの方法は、作成済みの寸法に対してだけでなく、寸法を作成する際にも使えます。

また、この方法で、作成済みの注記や風船も整列させることができます。

さらに注記や風船は、基準要素から縦横に位置を規制して整列 することができます。

なお、寸法は寸法数値をドラッグして移動することができます。
この際に、マウスカーソルを寸法線の「上」でドラッグすると、寸法数値を寸法線の 左端、中央、右端 に規制して配置することができ、

また、寸法線の「下」でドラッグすると、寸法線上の 任意の位置 に配置することができます。

どちらのモードかは、マウスカーソルの形状で区別することができます。
寸法の整列も、寸法数値の移動も、単に要素をドラッグするだけで、コマンドを起動する必要がありません。
簡単に要素を修正することができますね! ぜひともご利用ください。
thinknews vol.756(2023年2月10日配信)
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