作業中に、モデルを見る方向を変えることが良くあると思います。
マウスでモデルを回転させるほかに、デフォルトでは、上面、正面、側面など、ビューを各方向に切り替えるコマンドが用意されています。
これらのコマンドは、メニューやツールバーから使用できるほか、いくつかのコマンドには、キーボードショートカットも用意されていて、簡単に使用することができます。ただし、これらのコマンドはすべて、ワールド座標系基準 なのです。
変更したい方向は、ワールド座標系基準で良い場合も多く、これらのコマンドでOKなことも多いと思いますが、しかし、現在のワークプレーンの方向を基準に変更したい! と思うことがありませんか?
標準では、ビュープレーンをワークプレーンに平行に変更するコマンドがありますが(キーボードショートカット F8)、残念ながらワークプレーンを基準にビュー変更するコマンドはそのくらいしかありません。
そこで、T3Japan tools です。
T3Japan tools では、標準のビュー方向変更コマンドと同様の変更を、すべてワークプレーン基準で行うことができます。
これでワールド座標系から離れた場所で作業していても大丈夫ですね!
その他、標準のビュー変更は、「規定のビュー」コマンドからも行うことができます。このコマンドを実行すると、小さなダイアログが表示され、ボタンをクリックするだけでビューを各方向に変更することができます。
しかしこのコマンド、自動車のモデルで作業するときには少し違和感があるのです。
標準的な自動車のモデルで、例えば下図のように「右側面」のボタンを押すとクルマの「背面」ビューになったり、手前のボタンが「底面」だったりするのです。このコマンドは自動車専用ではないので、しょうがないところですが、、、
しかしそこで、T3Japan tools です。T3Japn tools では、その名も「Automotive View」という、自動車専用のコマンドを用意しています。
このコマンドでは、標準的な自動車のモデルの方向とボタンの方向が違和感がありません。
さらにパース表示のオン/オフなどもワンタッチで行うことができます。
自動車のモデルを扱う場合にはご活用ください。
thinknews vol.785(2023年11月17日配信)
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