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第51回: 電卓

更新日:6月28日

作業しているときに、ちょっと計算したくなることがありませんか?

そんな時は、カシオの電卓を探すか、または、Windows 付属の電卓アプリを起動するかもしれません。


ThinkDesign では、ミニダイアログに直接計算式を入力することができます。

簡単な計算ならこれでOKでしょうか。


そしてその他に、「電卓」ではありませんが、電卓代わりに使えるものがあります。

それは、「I/O Window」です。


I/O Window はメニューから 表示 → I/O Window で開きます。(もう一度実行すると閉じます。)

また、キーボードショートカットの F4 でも開きます。


この I/O Window を電卓として使用することができるのです。

どうやって使うかというと、コマンドラインに計算式を入力するだけです。

Enter を押すと結果が表示されます。

簡単ですね。

※演算記号と数値はスペースを空けずに書きます。


数値には指数表記も使えます。


計算には、四則演算(+-/*)の他、累乗(**)が使えます。また、括弧も使えます。


関数もいくつか使うことができます。

※使用可能な関数はオンラインヘルプで「スプレッドシート関数」を検索してください。


さらに、変数を使うこともできます。

例えば、半径 10 の円の半径は、次のように計算できます。

2回に分けて、次のように入力しています。

pi:=3.1415926 r:=10

pi*r**2

変数は := で定義します。定義済み変数は = で値を変更することができます。:= で定義し直してもOKです。

また、スペースで区切ると1行に複数の式を書くことができます。


r=5 に変更して、再度計算します。

コマンドラインでは、キーボードの上下矢印で以前の内容をもう一度呼び出すことができます。この例では、pi*r**2 を再度入力し直す必要はありません。


計算結果は選択してコピーすることができます。


I/O Window 電卓、簡単に使えますので、ご活用ください。


オマケ:

ちなみに、スプレッドシート変数は

VG_G_VD(変数名,PAR_V_VAL)

で参照できるのですが、ちょっと覚えづらいですね。

※変数名、関数名は大文字小文字を区別しませんが、スプレッドシート変数は大文字小文字を区別するのでご注意ください。


thinknews vol.772(2023年8月4日配信)

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