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第52回: 寸法の整列その2

更新日:6月28日

寸法の整列方法については、第45回 で触れています。

前回は作成済みの寸法の整列方法などを書きましたが、今回は、「直列寸法」と「並列寸法」について。


直列寸法 は、複数の寸法が一直線に並ぶタイプの寸法で、

並列寸法 は、基準位置からの寸法が一定間隔で並列に並ぶタイプの寸法です。


どちらも点と点を指定して作成します。


通常は、1つ目の寸法を作成する際に、コンテキストメニューから「直列寸法」等、作成する寸法のタイプを指定するか、または、


選択リストの「タイプ」からタイプを選択します。


これはこれで良いのですが、実はさらに簡単な方法があります。

1つ目の寸法は普通に(点と点の指定で)作成します。そして、2つめの寸法を作成する際、寸法を作成する点を指定した後、1つ目の寸法の 引出線 までマウスカーソルを移動します。すると、下図のようにツールチップが表示されます。そのまま 引出線 を選択すると、以後、直列寸法作成モードになります。


引出線ではなく、寸法線 を選択すると、今度は並列寸法(平行寸法)作成モードになります。


そのまま連続して寸法を作成する点を指示すると、連続して並列寸法を作成することができます。


何と、コマンドやオプションの選択は不要で、1つ目の基準にする寸法の各部を選択するだけで両者を作り分けることができるのです。簡単ですね!


ちなみに、このようにして作成した一連の寸法(直列寸法/並列寸法)はグループ化されます。そのため、例えばグループ内の寸法の1つをドラッグすると、すべての寸法が同時に移動し、まとめて移動することができます。参考まで。


thinknews vol.778(2023年9月8日配信)

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