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 STL を点群として読み込む 

ファイル → 開く → STL を点群として読み込む

STL を点群として読み込む

ASCII 形式の STL ファイル、3D DXF ファイルのファセット(Facet)の頂点の座標値を点として読み込みます。隣接ファセット間では頂点を共有しているため、作成される点は、たくさん重複しています。これが不要な場合は、「重複要素の処理」コマンドで重複点を削除してください。

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 開く 

ファイルを開きます。

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 STL を面群として読み込む 

ファイル → 開く → STL を面群として読み込む

STL を面群として読み込む

ASCII 形式の STL ファイル、3D DXF ファイルのファセット(Facet)を面として読み込みます。

3D DXF は、3D FACE 要素だけで構成されているファイルが対象です。その他の要素が混ざっているファイルは変換できません。ちなみに、STL ファイルは、そのままメッシュとして読み込んで、「メッシュのソリッド化」を使った方が速いかも知れません。

ai ファイル読み込み
 ai ファイル読み込み 

ファイル → 開く → ai ファイル読み込み

Adobe Illustrator の ai ファイルを読み込みます。
読み込めるのは、古い形式の ai ファイルです。具体的には、次のように1行目が %!PS-Adobe-3.0 で始まる、すべてテキストで書かれたファイルです。

ai ファイル

2010年10月現在の Illustrator のファイルは1行目が %PDF-1.5 で始まるバイナリファイル(テキストとバイナリが混じっている)のようで、このファイルは読み込めません。(読み込めない旨を告げるメッセージを表示します。)Illustrator は 旧バージョンでの保存ができる ようなので、最近の Illustrator をご使用の方は少し古いバージョン(バージョン8など)で保存してみてください。


なお、ai ファイル中のレイヤーはレイヤーごとに分けて読み込みますが、レイヤーの名前が日本語で記述されているものは日本語としては取り込まれません。数字や記号を組み合わせた文字列として取り込まれます。ai ファイル中で日本語は、その Shift JIS コードを前半と後半にわけ、8進数で記述したものとして格納されているようなのです。この記述から正しい日本語を復元するのはちょっと大変そうなので、今後も対応する予定はありません。ご了承ください。


また、ai ファイル中には数字を ¥ で区切って書かれているのですが、ThinkDesign のレイヤーの名前中には ¥ を使えません。そこで ¥ は % に変更して取り込んでいます。こんな感じになります。

レイヤー

また、線の色や太さにも対応していません。こちらもご了承ください。

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ai ファイルは通常 72 dpi で記録されているようです。この値を変更するパラメーターを T3Japan tools Options のデータ変換タブに追加しています。必要に応じて調整してみてください。

解像度

また、本コマンドで処理可能なのは改行コードが CR+LF で書かれているものなのですが、ai ファイルの中には CR+LF と CR が混じっているものや、CR だけのものがあるようです。Mac は CR だけがデフォルトなので、Mac で保存したものとかがそうなんでしょうか。このようなファイルは変換できないので、変換に先立ち、どのような改行コードであってもすべて CR+LF に変換するオプション(「変換前に改行変換を行う」オプション)を設けてあります。デフォルトでこの変換を行うよう設定してあります。

 IGES/STEP 読み込み(トレランス指定)  

ファイル → 開く → IGES/STEP 読み込み(トレランス指定)

IGES/STEP 読み込み(トレランス指定)

このコマンドでは、要素のトレランスを指定して IGES/STEP ファイルを読み込みます。

ThinkDesign の標準機能では、変換オプションでトレランス値を指定すると、指定した値を要素に割り当てて IGES/STEP ファイルが開きます。また、指定を行わない場合は、固定値:0.001 が割り当てられてファイルが開きます。このような動作のため、ファイル中に記載のトレランス値でファイルを開くことはできません。

このコマンドでは、開くファイル中に記載のトレランス値を表示し、その値でファイルを開きます。また、表示される値を参照し、別の値を指定することもできます。

IGES/STEP 読み込み(トレランス指定)
保存
 保存 

ファイルを保存します。

保存
 点の保存 

ファイル → 保存 → 点の保存

点の保存

点の座標値をテキストファイル(*.pt)、もしくは、CSV ファイルに保存します。

このコマンドは、標準の *.pt の保存機能で一度に 9999 点までしか保存できなかった時代に作成したコマンドです。現在は標準の *.pt の保存機能にはそのような制限は無いようです。なお、このコマンドでは100万点まで保存できるのを確認してあります。​

 ソリッドの個別保存 

ファイル → 保存 → ソリッドの個別保存

ソリッドの個別保存

編集中のモデル内のソリッドを個別のファイルとして保存します。ファイル名の後に連番で番号を付けます。保存時は、e3、IGES、STEP の形式を選択することができます。また、ソリッドはカレントワークプレーン基準で保存されます。ソリッドは 999個まで処理することができます。

 アセンブリアーカイブ 

ファイル → 保存 → アセンブリアーカイブ

アセンブリアーカイブ

このコマンドでは、異なったフォルダーに保存されている外部コンポーネントとアセンブリファイル自体を一まとめにして、一つのアーカイブとして保存します。保存可能な形式は、ttweb と zip の2種類です。


ttweb 形式は、ThinkDesign 独自の形式で、ダブルクリックすると、中身をシステムのテンポラリーフォルダー以下にフォルダーを作成して展開し、ThinkDesign に読み込みます。

なお、コマンドは必ず保存されたドキュメントに対して実行してください。

 テキストの保存 

ファイル → 保存 → テキストの保存

テキストの保存

このコマンドでは、モデル/図面中のテキストをファイルに保存します。
コマンドを選択すると、テキスト保存オプションダイアログを表示します。

テキスト保存オプション

「シンボリックテキストを展開する」にチェックすると、図面の表題欄などに記載のシンボリックテキストを展開し(表示通りに)保存します。また、複数行テキストがある場合に、各テキストの区切りがわかるよう「セパレーター」を出力することができます。

なお、保存の対象は表示されているテキストのみです。また、図面のグループ内にあるテキストは保存しません。グループを開くとグループ内のテキストも保存の対象となります。
 

 レイヤーごとに保存  

ファイル → 保存 → レイヤーごとに保存

レイヤーごとに保存

このコマンドでは、編集中のモデルをレイヤーごとに別のファイルとして保存します。
コマンドを開始すると保存するファイル名を入力します。各ファイルは、「入力したファイル名_レイヤー名.拡張子」の形で保存されます。保存時は、e3、IGES、STEP の形式を選択することができます。なお、保存対象は表示されているレイヤーのみです。

 グラフィック領域を画像として保存  

ファイル → 保存 → グラフィック領域を画像として保存

グラフィック領域を画像として保存

このコマンドでは、グラフィック領域を画像として保存します。グラフィック領域にダイアログがあればダイアログもそのまま画像として保存します。

グラフィック領域を画像として保存

また、2要素間距離マップコマンド実行時に限り、最小距離、平均距離、絶対距離の平均値、最大距離の値を csv ファイルにも出力します。

 IGES/STEP 保存(トレランス指定)  

ファイル → 保存 → IGES/STEP 保存(トレランス指定)

IGES/STEP 保存(トレランス指定)

このコマンドでは、要素のトレランスを指定して IGES/STEP ファイルを保存します。

ThinkDesign の標準機能では、IGES/STEP ファイル保存時には、ファイル中にトレランス値として固定値:0.001 が記入されます。
このコマンドでは、任意の値をファイルのトレランス値として記入します。

IGES/STEP 保存(トレランス指定)
図面化
 図面化 

図面を作成します。

図面化
 自動図面化 

ファイル → 図面化 → 自動図面化

自動図面化
自動図面化

アセンブリファイルから、そのアセンブリを構成する部品の図面を自動的に作成します。図面化の方法はテンプレートによって指定します。


図面の保存場所は、アセンブリファイルのあるフォルダー、各部品(コンポーネント)と同じフォルダーか、または個別に指定することができます。図面枠と表題欄を挿入するかどうかを指定することもできます。

図面化の対象は、外部コンポーネントのみです。単なるソリッドやローカルコンポーネントは対象ではありません。また、簡略表示されているコンポーネントは、その下位のコンポーネントを無視します。
また、アセンブリ全体(アセンブリファイルそのもの)の図面も作成します。

 ソリッドの自動図面化 

ファイル → 図面化 → ソリッドの自動図面化

ソリッドの自動図面化
ソリッドの自動図面化

「自動図面化」コマンドが外部コンポーネントの図面を作成するのに対し、本コマンドでは、モデルファイル中の各ソリッドの図面を自動的に作成します。


図面の保存場所は、モデルファイルと同じ場所か、個別に指定します。

機能は「自動図面化」と似ていますが、図面の作り方が違うので、自動図面化のように図面枠と表題欄を挿入することはできません。また、テンプレートも使用することができません。各投影図はワールド座標系基準で作成されます。

 その他 

ファイルに関するその他のコマンドです。

その他
その他
 バッチ変換 

ファイル → バッチ変換

バッチ変換
バッチ変換

指定したフォルダー内にある指定した形式のファイルを他の形式に一括して変換します。変換したいファイルのある場所と変換前後の形式を指定します。パス名の末尾に '\' は不要です。変換の設定は、現在設定されているものが有効です。(XchangeReader にも対応しています。)


XchangeReader 読み込み → e3 保存 のように結果が複数のファイルに分かれる可能性がある場合には、変換結果は変換元ファイル名と同名のフォルダーに格納されます。なお、無意味な変換(ASCII 点 を読み込んで、STL に保存など)を指定してもエラーにはなりませんが、ファイルも作成されません。

 

注:

変換前形式が e3 で、そのファイルがアセンブリファイルだった場合、ファイルによっては次のメッセージが表示されることがあります。

注意事項

このメッセージは、そのアセンブリを構成する外部コンポーネントがアセンブリファイルの保存後に更新されている、つまり、アセンブリが最新の状況ではないことを示しています。このようなファイルは、必ず個別に開いて最新の状態に更新し、アセンブリが意図通りのモデルになっていることを確認して保存してください。


なお、このメッセージが表示された場合は、本コマンドを継続することができません。また、注意事項を無視してそのまま変換を続行してしまうのも危険なため、もし e3 ファイルの変換を行う場合は、このメッセージが表示されない状態にあらかじめ更新したファイルで行ってください。

 テンプレート/図面枠/表題欄の削除  

ファイル → ライブラリ → テンプレート/図面枠/表題欄の削除

テンプレート/図面枠/表題欄の削除

このコマンドでは、もう使用しないテンプレート、図面枠、表題欄を削除することができます。

テンプレート/図面枠/表題欄の削除

コマンドを選択すると、ダイアログが表示されるので、「対象:」を選択します。ファイルが列挙されるので、削除したいファイルを選択して「削除」ボタンを押します。

 ライブラリフォルダーの作成/削除  

ファイル → ライブラリ → ライブラリフォルダーの作成/削除

ライブラリフォルダー

このコマンドでは、スマートオブジェクトライブラリとグループライブラリにサブフォルダーを作成したり、削除したりします。ダイアログの「ライブラリ:」からスマートオブジェクトかグループライブラリを選択すると、サブフォルダーのリストが表示されるので、選択して削除するか、または、新しいフォルダーを作成します。

ライブラリフォルダーの作成/削除

対象のライブラリの場所は、システムのデフォルトのフォルダーです。各ライブラリの場所をカスタマイズして別の場所に設定している場合は、そちらを自由に設定してください。
なお、既にスマートオブジェクトライブラリやグループライブラリを開いているときにこのコマンドを実行しても、変更は反映されません。その場合は、ThinkDesign を再起動してください。

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