ショートカット
コマンドのショートカットは、標準のカスタマイズコマンド(ツール → カスタマイズ)で設定することができますが、たとえばコンテキストメニューの中の機能などはカスタマイズコマンドでは選択することができません。そこで、このような機能のいくつかをまとめてメニュー化し、カスタマイズコマンドで選択可能にしてみました。キーボードショートカットに割り当てて使用してください。ツールバーのボタンも用意しましたが、キーボードショートカットで使うのが便利だと思います。
ショートカット1
ツール → ショートカット →
コンテキストメニューの「続行」
コンテキストメニューの「続行」+「適用」
コンテキストメニュー内の「続行」を実行します。また、「続行」を実行した後、続けて「適用」を実行します。
例えば曲面の「境界要素でトリム」コマンドでは、境界要素、曲面、保持する範囲 の3つを入力しますが、このコマンドではこの3つがすべて入力されなければコマンドを実行することができません。そのため、それぞれのノード間の移動とコマンド実行に同じ後者のショートカット (「続行」+「適用」) を連続して適用することができます。しかし例えば「ロフト面」コマンドでは、境界線セットAからBへ移動する際に「続行」+「適用」を使用してしまうと、「適用」してしまうため、コマンドを実行してしまいます。コマンドを実行せずに、セットBにも入力したい場合などは、前者の「続行」だけの方を使用してください。
コマンドを終了して再実行
現在実行中のコマンドを一度終了して再起動します。 多くの項目を入力したけれど、はじめから入力し直したい場合などに使用してください。
連続性チェックの曲線/曲面切り替え
連続性チェックの「曲面-曲面」と「曲線-曲線」を切り替えます。
「曲面-曲面」が選択されているときは、「曲線-曲線」に切り替えます。それ以外の項目が選択されている時は「曲面-曲面」に切り替えます。キーボードショートカットに割り当てると、割り当てたキーを押す度に項目が切り替わります。
実行時に連続性チェックコマンドが起動していない場合は、連続性チェックコマンドを起動します。また、図面環境では「曲線-曲線」しか選択肢がないので、単にコマンドを起動するだけで何も切り替えません。(切り替えるモノがありません。)
連続性チェックで両方リセット
連続性チェックコマンドで、入力した要素をすべてリセットします。ある要素を測定した後、続けて次の要素を測定したいときに使用してください。
ビューの中心を回転中心に設定
マウスのホイールを回転させるとビューが拡大/縮小されますが、この時マウスカーソル付近が回転中心になります。また、ウィンドウ拡大コマンド(キーボードショートカット Z)でビューを拡大すると、拡大した中心付近が回転中心になります。しかし単にビューをパンしただけの場合などは回転中心の位置が変わりません。細長いモデルを操作しているときなど、ビューを回転させると回転中心が画面の外にあって要素が大きく動き、ちょっと見づらいことがあります。ちょっとだけホイールを回せば良いんですが、ちょっと面倒だな、と思ってしまいます。マウスカーソルは画面のどこにあるかわかりませんし。
そこでこのコマンドです。このコマンドを使うと、画面に見えている物の中止付近に回転中心が移動します。ウィンドウ拡大がデフォルトで Z に割り当ててあるので、Shift+Z あたりに割り当てておくと便利かもしれません。
ロフトのミニダイアログをすべて接線に設定
ロフト面コマンドで使用中に現れる、選択した要素との連続性を指示するミニダイアログを、すべて強制的に「接線」に設定します。
プレビュー
このショートカットのみで以下のコマンドのプレビューを行います。
●曲面
キャッピング、オフセット面、パーティング面、グローバルスイープ、回転スイープ、形状ブレンド、パイプ曲面、レーキスイープ、勾配面、点フィッティング、平均平面、位置/連続性 Adv.、曲面の NURBS 変換、シルエットによる分割、曲面のテンション
●曲線
光線の輪郭、位置/連続性 Adv.、曲線のテンション、目標の曲率
●GSM
アドバンスGSM、GSMコピー、ゾーンモデリング、ゾーンドラフト
●Compensator
変形領域のクリーニング、距離の計算領域の取り出し、対称性チェック
●Reshape
スーパーキャッピング、メッシュアナライザー、REキャッピングに対するサンプリング
●DieDesign
トリム線、ファジーオフセット、スパインツイスト、フィレット逃し
●情報
2要素間距離マップ、設計変更チェック
コマンド内アンドゥ
コマンド内リドゥ
このショートカットのみで以下のコマンドのコマンド内のアンドゥ/リドゥを実行します。
曲線/曲面の制御点編集、フリーハンドカーブ、フリーハンド面上線、結合、形状ブレンド、GSM平面境界ボックス、GSM3D境界ボックス
曲面のトリム/延長 0/1 に
曲面のトリム/延長 -0.1/1.1 に
曲面のトリム/延長コマンドのパラメーターモードで表示されるミニダイアログを 0 と 1 にリセットします。また、-0.1 と 1.1 に設定します。前者は、連続してコマンドを使用するときに、以前の入力パラメーターをリセットするときに使用してください。後者は、面を周囲に均等に大きくしたいときに使用してください。(均等と言ってもパラメーター延長なので、長さが均等になるわけではないのでご了承ください。)
UV切り替え
曲面の分割コマンド、またはアイソパラメーター曲線コマンドの「タイプ」パラメーターを切り替えます。「Uパラメーター」が選択されているときは、「Vパラメーター」に変更します。それ以外のオプションが選択されているときは、「Uパラメーター」に変更します。
モデル/図面構造ツリーのオン/オフ
レイヤータブのオン/オフ
画面左端のモデル構造ツリー/図面構造ツリーを閉じたり開いたり(非表示にしたり表示したり)します。
コマンドを実行していたときにツリーが開いていたら閉じ、閉じていたら開きます。
なお「モデル/図面構造ツリーのオン/オフ」では単にツリーを閉じたり開いたりするだけですが、「レイヤータブのオン/オフ」では、ツリーを開いた後にレイヤータブを表示します。閉じる動作はどちらも同じです。
モデル/図面構造タブを表示
ビジュアルブックマークタブを表示
アノテーション/共有グループタブを表示
レンダリングタブを表示(モデル環境のみ)
レイヤータブを表示
ウィンドウ左端の各種タブを切り替えるショートカットです。
「モデル/図面構造タブを表示」「アノテーション/共有グループタブを表示」は、同じコマンドで両者を切り替えます。つまり、モデル環境で実行するとそれぞれ「モデル構造」「アノテーション」タブ、図面環境で実行するとそれぞれ「図面構造」「共有グループ」タブに切り替えます。
ツリーが開いていると単にそのタブに切り替えるだけですが、ツリーが閉じている場合、ツリーを開いてそれぞれのタブに切り替えます。なお、共有グループタブを表示させたとき、タブの内容が更新されないことがあるようです。一度、右クリックから「更新」を選択して明示的に更新しておくと、以降はきちんと更新されるようです。(原因不明です。。。)
ショートカット2
ツール → ショートカット2 →
マグネット XYZ
マグネット HZ
曲線の制御点編集のマグネットオプションを XYZ または HZ に設定します。
曲線の制御点編集コマンドを起動した後実行するとマグネットオプションを XYZ または HZ に設定します。制御点を選択するとツールノードが表示されるようになりますが、制御点を選択する前に実行してもそれぞれが選択されます。
ツールノードが表示された後に実行するとツールノードとその下のマグネットノードも展開します。
図面環境では実行できません。(何も起こりません。)
配置の逆方向/同一方向切り替え
配置コマンドの「整列」で、「逆方向」と「同一方向」を切り替えます。タイプが「一致」または「平行」の時に使用してください。
すべての簡略表示の解除
コンポーネントの簡略表示をすべて解除します。単独のコマンドにするほどのものでもないので、ここ(ショートカット)に置いてみました。モデル中の簡略表示されているコンポーネントをすべて詳細表示にします。非表示のコンポーネントは無視します。(処理されません。)
徐変フィレットの始終点反転
徐変フィレットの、始点半径と終点半径の値を入れ替えます。エッジフィレットコマンド(ソリッド)と、ダブルフィレットコマンド(曲面)の双方で有効です。
GSMの拘束条件を「位置+接線」にする
アドバンスGSMコマンドなどの拘束条件を「位置+接線」に変更します。次のコマンドで有効です。
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アドバンスGSM/ゾーンモデリング
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維持する条件を「位置を保つ+接線を保つ」に設定します。
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一致条件を「目標の位置+目標の接線」に設定します。
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キャッピング/スーパーキャッピング
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境界線と内部曲線を「位置+接線」に設定します。
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なお、選択した要素に曲線が含まれていたなどの理由で接線の条件を設定できない場合は、位置の条件のみを設定します。
選択リストを一番上までスクロールする
選択リストを一番下までスクロールする
選択リストを一つ上にスクロールする
選択リストを一つ下にスクロールする
選択リストが長くなって画面に収まらなくなった時、選択リストをスクロールするためのボタンが表示されます。このショートカットでは、このボタンを押す代わりに一番上/下まで選択リストをスクロールしたり、1つ(1行)ずつスクロールしたりします。
注意:
ノードを閉じたまま一番上/下までスクロールすると、ノードを展開した時にセレクターやアイコンが表示されないことがあります。この場合は一度1行だけスクロールさせると再度表示されるようになります。
解析コマンドの選択をリセット
このコマンドでは、曲率コマンドをはじめとした、解析系コマンドの選択をリセットします。次のコマンドに対応しています。
要素サイズ、曲線の長さ、面積、体積、重心、慣性モーメント、ローカル、法線、ソリッドの方向、マニフォールドチェック、変曲点、曲線の曲率ダイアグラム、平面の断面、断面上での曲率、ハイライト、等照線、抜き勾配解析、曲率、曲率の符号、GSM距離、対称性チェック、メッシュアナライザー
「曲面の最小曲率半径」や「曲線/曲面の曲率半径」などと組み合わせて使用すると連続して異なった曲面を次々と選択して、調査することができます。
選択を復元
このコマンドでは、各コマンドに表示される「選択を復元」ボタンを押します。現在「選択を復元」ボタンが表示されるすべてのコマンドに対応しています。
移動/コピーの「コピー」
このコマンドでは、移動/コピーコマンドの「コピー」オプションをオン/オフします。
メッシュの修復の全オプションを選択
メッシュの修復の全オプションを選択解除
このコマンドでは、メッシュの修復コマンドの「欠陥」ノード以下の全オプションを選択したり、選択解除したりします。
クイックフィルターの順次切り替え
このコマンドでは、要素選択の クイックフィルター を、面 → ソリッド → 個別コンポーネント →最上位コンポーネント → 面 → ソリッド、、、と順次切り替えます。